自分のメールアドレスから身に覚えのないメールが送られていませんか?
乗っ取りか、なりすましかを見分けて対処します
更新日 2026年10月26日
結論
自分のアドレスから身に覚えのないメールが送られているときは、まず送信済みフォルダと、メールの転送・自動返信の設定に心当たりのない変更がないかを確認します。不審な点があれば「乗っ取り」の可能性が高いので、すぐに別のパソコンやスマホからパスワードを変更し、二段階認証をオンにしてください。送信済みに何も残っていなければ、アドレスを名乗っただけの「なりすまし」の可能性があり、取引先への注意の連絡と送信元の認証設定の見直しが対策になります。
取引先から電話で「御社から、請求書のファイルを開いてくださいという変なメールが来ましたよ」と言われた。送信済みフォルダを見ても、そんなメールは送っていない。メールが乗っ取られたのか、ウイルスに感染したのか、何から手をつければいいか分からず、頭が真っ白になる場面です。
まず落ち着いてください。このようなケースには、実際にアカウントに入られている「乗っ取り」と、あなたのアドレスを名乗って他人が送っている「なりすまし」の2種類があり、やるべきことが違います。このページでは、その見分け方とすぐにやるべき対処をまとめました。届いた不審なメールの画面を送っていただければ、どちらかを一緒に確認します。
こんな状況ではありませんか?
- 取引先や知人から「変なメールが届いた」と連絡があった
- 送信済みフォルダに、自分が送っていない大量のメールが残っている
- 「宛先不明で届きませんでした」というエラーメールが急にたくさん届く
- メールの設定に、知らない転送先が追加されていた
- 最近、パスワードを入力するページにメールのリンクから入ったことがある
ひとつでも当てはまったら、このページの方法で解決できます。
「乗っ取り」と「なりすまし」の違い
- 乗っ取り:誰かがあなたのメールのパスワードを手に入れ、実際にあなたのアカウントにログインして送っている状態です。送信済みフォルダに身に覚えのないメールが残っている、知らない転送設定が加わっている、などの跡が見つかることが多いです。偽のログイン画面にパスワードを入れてしまった、他のサービスと同じパスワードを使っていた、などがきっかけになります
- なりすまし:あなたのアカウントには入られておらず、他人が送信者の欄にあなたのアドレスを書いて送っている状態です。郵便の封筒に他人の住所を書けるのと同じで、メールの仕組み上、送信者の表示はある程度ごまかせてしまいます。送信済みには何も残りません
乗っ取りの場合は、連絡先が抜き取られる、受信したメールが盗み見される、そこから取引先への偽の請求書が送られるなどの被害が広がるおそれがあるため、早めの対処が大切です。ただし、パスワードを変えれば相手は入れなくなります。慌てずに順番どおり進めましょう。
まず自分で試せること
- 送信済みフォルダを開き、自分が送っていないメールが残っていないか確認する。残っていれば乗っ取りの可能性が高いです
- メールの設定画面で「転送」「自動転送のルール」「自動返信」「署名」に、心当たりのない変更がないか確認する。知らない転送先があれば削除します
- 乗っ取りの疑いがあるときは、ウイルス感染の心配が少ない別の端末(スマホなど)から、メールのパスワードを、他で使っていない長いものに変更する。同じパスワードを使い回している他のサービスも変更します
- メールサービスに二段階認証(パスワードに加えてスマホの確認が必要になる仕組み)があれば、オンにする
- Microsoft 365やGmailなら、アカウントのセキュリティの画面で、最近のログインの記録やログインしている端末の一覧を確認し、見覚えのない場所・端末があれば、ログアウトさせる
- 取引先に「当社を名乗る不審なメールが届いても、添付やリンクを開かずに削除してください」と、別の手段(電話や、新しく安全を確かめたメール)で知らせる
自分でやると難しいところ
乗っ取りかなりすましかの判断は、メールのヘッダー(メールがどこを経由して届いたかの記録)を読んだり、メールサーバーのログイン記録を確認したりする必要があり、慣れないと見分けがつきません。会社のメールが、レンタルサーバーのものか、Microsoft 365か、Google Workspaceかによって、確認する画面もまったく違います。
ChatGPTやネット記事は対処の一般論を教えてくれますが、あなたのメールに今、何が起きているかは判断できません。パスワードを変えても転送設定が残っていて情報が漏れ続けた、というケースもあり、見落としなく確認するには実際の画面を見るのが確実です。
それでも解決しないときは、送るだけ
- 送る:取引先に届いた不審なメールのスクショ(できれば転送してもらったもの)、使っているメールサービス、送信済みフォルダの様子
- 任せる:担当スタッフが乗っ取りかなりすましかを見分け、パスワード変更・設定の確認・取引先への連絡など、やるべきことを順番にお伝え
- 解決:不正な送信が止まり、同じことが起きにくい設定に整った状態に
よくあるケース
例えば「取引先から、自社のアドレスで請求書の振込先変更のメールが届いたと言われた」という相談がよくあります。調べると、以前に偽のログイン画面でパスワードを入力しており、メールに知らない転送設定が加えられていた、ということが少なくありません。パスワードを変えて転送設定を消し、二段階認証をオンにしたうえで、取引先に振込先は変わっていないと連絡すると、被害の広がりを止められます。
料金
この内容は相談プラン(月額5,000円・税込5,500円)の範囲内です。チャットで何度でも聞けて、初月は無料。いつでも解約できます。
料金プランを見るよくある質問
- ウイルスに感染しているのでしょうか?
- 乗っ取りの多くはパスワードが盗まれたことが原因で、パソコンの感染とは限りません。念のため、ウイルス対策ソフトでの確認方法もご案内します。
- 警察や取引先にはどこまで連絡すべきですか?
- 被害の状況によって変わります。お金の振込などの被害が出ている場合は、警察の相談窓口や専門家への相談をおすすめします。
- なりすましを完全に防ぐことはできますか?
- 送信元の認証設定(SPF・DKIM・DMARC)を整えると、なりすましメールが迷惑メールとして扱われやすくなります。設定状況を確認します。