ランサムウェアの被害を聞いて、自社が狙われたらと不安になっていませんか?
今の環境を伝えるだけで、優先すべき対策を一緒に決めます
更新日 2026年10月26日
結論
ランサムウェアは、パソコンやサーバーのデータを勝手に暗号化して使えなくし、元に戻す代わりに身代金を要求するウイルスです。小さな会社がまず取り組むべきは「ネットワークから切り離した場所にもバックアップを取る」「WindowsやVPN機器、ルーターを最新の状態に保つ」「不審なメールの添付やリンクを開かない」の3つで、特にバックアップがあれば、万一感染しても業務を立て直せます。自社の状況でどこから始めるべきか分からなければ、今の環境を伝えて相談するのが確実です。
病院や工場がランサムウェアに感染して、何日も業務が止まったというニュース。「うちみたいな小さな会社は狙われないだろう」と思っていたら、取引先から「セキュリティ対策はどうなっていますか」と聞かれて、何も答えられなかった。何から手をつければいいのか分からないまま、不安だけが募っている方は多いです。
ランサムウェアは、規模の大きさに関係なく、守りの弱いところが狙われます。ただ、小さな会社でも、基本の対策を押さえれば被害の可能性と大きさをぐっと下げられます。このページで優先順位を確認して、分からなければ社内のパソコンの台数やバックアップの状況をチャットで送ってください。どこから手をつけるかを一緒に決めます。
こんな状況ではありませんか?
- ニュースを見て、自社も狙われるのではと不安になった
- バックアップを取っているか、取っていても戻せるのか分からない
- 共有フォルダ(NASなど)に全員がつながっていて、何でも読み書きできる
- サポートが終わった古いWindowsのパソコンや、何年も更新していない機器がある
- 取引先からセキュリティ対策について聞かれて、答えられなかった
ひとつでも当てはまったら、このページの方法で解決できます。
なぜ小さな会社も狙われるのか
ランサムウェアは「身代金(ランサム)」を要求するウイルスで、ファイルを開けない状態にしてから、「戻してほしければお金を払え」と迫ります。最近は、データを盗んだうえで「払わなければ公開する」と脅すものも増えています。
小さな会社が狙われる主な入り口は次のとおりです。
- メールの添付ファイルやリンク:取引先や宅配業者を装ったメールから感染する
- 古いままの機器:テレワーク用のVPN機器(外から社内につなぐための機器)やルーター、パソコンの更新が止まっていて、弱点を突かれる
- 使い回しのパスワード:リモート接続のパスワードが簡単、または流出したパスワードを使い回している
攻撃する側は、会社の大きさではなく「入りやすいところ」を機械的に探しています。そして、大企業の取引先として、小さな会社が足がかりにされることもあります。
大切なのは、感染を完全に防ぐことだけを目指すのではなく、「入られても、データを戻して仕事を再開できる」状態を作っておくことです。その柱がバックアップです。
まず自分で試せること
- バックアップの状況を確認する。何のデータを、どこに、どのくらいの頻度で保存しているかを書き出す。共有フォルダにつながったままの外付けHDDだけの場合、一緒に暗号化されるおそれがあります
- 「つながっていない」バックアップを1つ作る。外付けHDDにバックアップを取ったら、終わったらパソコンから外して保管する、または過去の版を残せるクラウドのバックアップを使う
- バックアップから実際にファイルを1つ戻してみる。戻せることを確かめて、初めて「バックアップがある」と言えます
- 「設定」の「Windows Update」で、全てのパソコンが最新の状態か確認する。サポートが終わったWindowsのパソコンは、買い替えや使い方の見直しを検討する
- ルーターやVPN機器、NASの管理画面で、ソフトウェア(ファームウェア)の更新がないか確認する。分からなければ型番を控えておく
- 社員に「心当たりのないメールの添付やリンクは開かず、まず聞く」と伝える。怪しいと思ったら気軽に相談できる窓口を決めておく
自分でやると難しいところ
ランサムウェア対策は、パソコン・ネットワーク機器・バックアップ・社員の行動と、範囲が広いのが難しいところです。全部を一度に完璧にしようとすると手が止まってしまいます。大切なのは、自社の弱いところから順番に手を打つことです。
ネット記事やChatGPTに聞くと、対策のチェックリストはたくさん出てきます。ただ、それはあなたの会社にどんな機器があって、データがどこにあるかを見ていない一般論です。「VPNを最新に」と言われても、そもそも自社にVPN機器があるのか、どれがそうなのかが分からない、ということもよくあります。
また、もし感染が疑われたとき、慌てて再起動したり、身代金の連絡先に連絡したりすると、状況を悪くすることがあります。いざというときの連絡先と最初の行動を、あらかじめ決めておくことも大切です。
それでも解決しないときは、送るだけ
- 送る:パソコンの台数とWindowsのバージョン、共有フォルダやNASの有無、今のバックアップの方法、テレワークの有無をチャットで送信
- 任せる:担当スタッフが弱いところを整理し、費用と手間を考えた優先順位で対策をご提案します
- 解決:「何をしているか」を説明できる状態になります。取引先から聞かれたときの答え方や、万一のときの最初の行動もお伝えします
よくあるケース
例えば「NASにバックアップを取っているから大丈夫だと思っていた」という相談はよくあります。確認すると、NASは全員のパソコンから常に読み書きできる状態で、ランサムウェアに感染すればバックアップごと暗号化されるおそれがある構成でした。NASのデータを、過去の版を残せる別の場所にも定期的に保存する形にすると、万一のときにも以前の状態に戻せるようになります。
料金
対策の優先順位づけや、設定の手順についてのご相談は、相談プランで何度でも対応します。バックアップの仕組みの構築や、機器の設定見直しなどの作業をまとめてお任せいただく場合は、おまかせプラン(要相談)でお受けします。現地での作業が必要な場合は、専門業者をご案内します。
相談プランは月額5,000円(税込5,500円)、初月は無料です。
料金プランを見るよくある質問
- ウイルス対策ソフトを入れていれば大丈夫ですか?
- 大切な対策の一つですが、それだけでは防ぎきれないこともあります。更新とバックアップを組み合わせることで、被害を小さくできます。
- 感染したら、身代金を払えばデータは戻りますか?
- 払っても戻る保証はなく、追加で要求されることもあります。感染が疑われたら、まずネットワークから切り離して、警察や専門家にご相談ください。
- バックアップはクラウドと外付けHDD、どちらがいいですか?
- 両方を組み合わせるのが理想です。データの量や予算を伺ってご提案します。
- 取引先からセキュリティのチェックシートが届きました
- 項目の意味や、今の状況での答え方をご案内します。対策が足りない項目は、優先順位をつけて一緒に考えます。